【保存版】毛穴が開いてデコボコ肌になってしまう原因と対策まとめ
いちご鼻にお悩みの人は毛穴の黒ずみだけでなく、「毛穴の開き」に悩んでいる人も少なくないでしょう。
しかも、お鼻の毛穴だけじゃなく、顔中の毛穴が開いていて、皮脂が詰まっているのがよくわかるなんて人はいませんか?
何を隠そう、かつての私がそうでした。
私はお鼻の毛穴にびっしりと角栓が詰まった「いちご鼻」であると同時に、お肌の毛穴が開いてデコボコになっている「オレンジ肌」だったんです。
「いちご鼻」と「オレンジ肌」って、とってもキュートな印象を受ける名前ですよね。現実はまったくキュートじゃないですけど。
というわけで、今回のテーマは「毛穴の開き」。
毛穴が開いてしまう原因とは一体何なのか?
いちご鼻でオレンジ肌だった私が、どうやって毛穴の開きを克服したのか?
毛穴の開きには、どういった化粧品が有効なのか?
そういった「毛穴の開き」の原因や対策、セルフケアなどについて見ていくことにしましょう。
まずは毛穴がポッカリと開いてしまう原因を理解しよう
あなたを悩ませる、お鼻や頬の毛穴の開きを改善するためには、まずは原因を理解しなくてはなりません。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉もありますし、問題と答えは2つで1つだからです。
で、その敵であり、問題である「毛穴の開き」の原因とは何なのか?
その大きな原因は「お肌の乾燥」にあります。
それもただ乾燥肌だというだけでなく、「乾燥性脂性肌」であるということ。
つまり「インナードライ」のことですね。
インナードライとは、お肌の表面は皮脂でテカテカなのに、お肌の内側は乾燥している肌状態のことをいいます。
じつは脂ギッシュなオイリー肌の人の多くは、このインナードライであるともいわれています。
脂性肌だと思ってオイリー用のケアをしていたら、実は乾燥が原因によるインナードライ肌だったというケースが多いのだとか。
もしも、症状に心当たりがあるのなら、コスメカウンターなどで水分量と油分を測ってもらうことをおすすめします。
で、このインナードライの主な原因は「皮脂の取り過ぎ」です。
お肌のテカリを何とかしようと1日に何回も洗顔をしたり、頻繁にあぶらとり紙を使って皮脂を拭き取ったりといったケアをしてはいませんか?
これは完全に逆効果。
なぜなら、お肌は潤いが失われるとそれを補おうとして、さらに皮脂を分泌させてしまうからです。
すると「皮脂の過剰分泌」→「お肌テカテカ」→「皮脂を拭き取る」→「乾燥」→「乾燥を補おうために皮脂分泌」→「お肌テカテカ」→以下ループという最悪の悪循環に陥ってしまうのです。
潤いが失われたお肌はツヤとハリを失い、重力に逆らう力がないため「たるみ」の原因になります。そして、たるんだお肌は毛穴を引き伸ばし、より一層毛穴が目立つようになってしまうというわけなのです。
お肌のたるみは30代を過ぎたころから目立ちやすくなる傾向にあります。これは加齢と共に真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった潤い成分が減少していくためです。
しかし、40代でも艷やかなお肌の人もいれば、20代なのにお肌が弾力を失い、ほうれい線が目立つ人もいますよね。
お肌がたるむ原因は必ずしも年齢だけにあるのではなく、お肌に内包されている潤い成分の質と量に左右されるのです。
インナードライとたるみに対するケアが「毛穴の開き」を改善してくれる
ダラダラと乾燥とたるみについて書いてきましたが、簡潔にいうと「お肌が乾燥して潤いと弾力を失うことで、たるみが起こり毛穴が開く」ということです。
つまり、「インナードライ」と「お肌のたるみ」に対するスキンケアを徹底することが、「毛穴の開き」を改善することに繋がるのです。
で、「インナードライ」と「お肌のたるみ」に対する有効なスキンケアは以下の6つです。
- ①洗顔とクレンジングを見直す
- ②入浴後や洗顔後の保湿を徹底する
- ③生活習慣を改める
- ④表情筋を鍛える
- ⑤紫外線対策を徹底する
最も大切なのは①と②です。
「洗顔とクレンジングを見直す」ことと「入浴後や洗顔後の保湿を徹底する」こと。
③の「生活習慣を改める」ことは美肌のためのみならず、健康そのものにとって大切なことですし、④の「表情筋を鍛える」ことはお肌のたるみに絶大な効果を発揮する方法です。
⑤の「紫外線対策」については、必須ではないけれど確実に効果を発揮することです。
これは私が実際に試して、効果があったと感じた順番に並べてみました。
順番に詳しく見ていくことにしましょう。
毛穴の開き対策その①「洗顔とクレンジングを見直す」
まず最初に見直すべきはこれです。
洗顔とクレンジングの目的は、お肌の汚れやメイクを洗い流すことにあります。しかし、洗顔やクレンジングはその性質上、汚れだけでなくお肌にとって必要な潤い成分も一緒に洗い流してしまいます。
とくに女性の場合はクレンジング+洗顔のダブル洗顔をしている人が多いでしょう。
これは女性ならば仕方のないことではありますが、一度に2回洗うということは、それだけ潤い成分を奪うことでもあり、お肌への負担も大きくなります。
毛穴の開きを改善するために大切なことは、お肌の潤いを逃がさず、負担をかけないようにすることです。
ですので、対策としては洗浄力よりも潤い成分や低刺激性に特化した洗顔料を使うこと。そして、洗顔料をしっかりと泡立てて、刺激を与えないようにやさしく洗うようにしましょう。
洗顔の回数も朝晩の1日2回が基本です。それ以上はやり過ぎなので注意しましょう。
洗顔料とクレンジングの選び方
洗顔料もクレンジングも洗浄力の強すぎるものはNGです。洗浄力よりもうるおい成分や、添加物を使用していない低刺激性のものを選ぶようにしましょう。
また、洗顔の回数を減らしてお肌への負担を軽減するために、ダブル洗顔不要のクレンジング剤を使うとうこともオススメです。
ただし、ダブル洗顔不要のクレンジング剤は、それだけ洗浄力が強い傾向があります。そのため、洗顔料以上に配合されている成分に気を使わなくてはなりません。
もし、まだ理想の洗顔料やクレンジングに出会えておらず、どんなものを選べばいいのかわからないという人は下記の記事を参考にしてみてください。
毛穴の開き対策その②「入浴や洗顔後の保湿を徹底する」
洗顔やクレンジングの後の保湿は超重要です。
潤いや低刺激性に特化した洗顔料やクレンジング剤を使ってたとしても、やはり乾燥そのものを防ぐことはできません。
ですので、洗顔後は化粧水で「保水」。そして、保湿クリームで「保湿」。この2つのケアを怠らないことが大切です。
ちなみに、お風呂上がりや洗顔後の保湿は、基本的に保湿クリームだけで十分です。
しかし、これはあくまでも健康な肌状態の人の場合であり、インナードライやたるみによって毛穴が開いてしまっている人の場合は、浸透性の高い化粧水を惜しみなく使い、たっぷりと水分補給をしてあげましょう。
化粧水はお肌への浸透率の高いビタミンC誘導体配合のものを使うと、なお良しです。
その後に保冷剤をタオルで包み、やさしくお肌に押し当てましょう。
すると洗顔によって開かれた毛穴がキュッと引き締まります。
そして、保湿クリームを使って化粧水の水分を閉じ込めつつ、しっかりと潤いを補ってあげましょう。
毛穴の開き対策その③「生活習慣を見直す」
栄養の偏った食生活や不規則な生活リズム、寝不足などはお肌トラブルを引き起こす大きな原因です。
お肌は内蔵を映す鏡。
生活習慣の乱れはホルモンバランスを崩し、ターンオーバーの低下や皮脂の過剰分泌などを引き起こして、ニキビや肌荒れ、シミやシワとなってお肌に現れるようになります。
あなたがどれだけ入念なスキンケアを施しても、どれだけ高価な化粧品を使っても、身体の内側からきれいにならない限り、同じことの繰り返しとなってしまうでしょう。
身体の外側に対するスキンケアも重要なことではありますが、やはり最も大切なのは身体の内側からきれいになることです。
とはいえ、何も難しいことをする必要はありません。
あなたのできる範囲でやってみましょう。
- 夜は早く床につき、朝早く起きる。
- 栄養バランスのとれた美味しい食事を食べる。
- 適度な運動習慣をもつ。
- 自分の時間を大切にして趣味を楽しむ。
- 身体や心が辛いときはしっかりと休む。
毛穴の開き対策その④「表情筋を鍛えるエクササイズ」
表情筋を鍛えるのは「たるみ」や「ほうれい線」に凄まじい効果を発揮する方法です。
たるみやほうれい線、シミやシワの対策というと化粧品ばかりが注目されがちですよね。実際、そういった謳い文句の化粧品はいくらでもあります。
でもですね、あなたが本気でお肌のたるみを治したいのなら、そういった化粧品は必要ありません。
必要なのは「割り箸一本」。それだけです。
表情筋を鍛える「割り箸エクササイズ」のやり方はとっても簡単。
鏡でチェックしながら、割り箸を平行にくわえて口角をしっかりと上げます。笑顔をつくりながら大げさに「イーッ!」という感じで。
くわえた割り箸よりも口角が上がっている状態をつくるのがポイントです。
で、30秒キープして10秒休む。これを3セット行います。朝と晩の1日2回やるのが理想です。
ちなみに、昔から「笑う門には福来たる」と言いますよね。
実はこれは脳科学の観点から見ても事実であり、笑顔に似た表情をつくるとドーパミンが活性化するのだそう。つまり「楽しいから笑う」のではなくて、「笑うから楽しくなる」というわけなのです。
毛穴の開き対策その⑤「紫外線対策を徹底する」
見落とされがちですが、紫外線も要注意。
紫外線と言えばメラニンを生成してシミやそばかすの原因になるというイメージが強いかもしれませんが、じつは毛穴の開きとも深い関係があり、多大な影響をあたえます。
というのも、紫外線は真皮層まで到達すると言われており、コラーゲンやエラスチン繊維にダメージを与えます。
お肌はコラーゲンとエラスチンによって柔軟性と弾力性が保たれているため、これらが減少してしまうと真皮がゆるみ、たるみやシワとなって現れるようになります。
また紫外線を浴びたお肌の内側では活性酸素が発生し、これによって皮膚の機能を正常に保つ「腺維芽細胞」にダメージが加わり、お肌の老化が加速してしまいます。
このように、紫外線は、お肌から弾力とハリ、そして再生能力を奪う天敵なのです。
紫外線が最も多くなる季節は4月~8月です。中でも5月と6月は年間を通して紫外線が最も強くなるとされているので、とくにその時期は紫外線対策を徹底しましょう。
- 日焼け止めを塗る
- 出かけるときは日傘をさす
- つばの長い帽子をかぶる
- 可能な限りお肌を露出しない
- UVカット効果のあるメガネやサングラスを着用
- UVカット加工された衣類を着用する
毎日の地道なスキンケアの積み重ねがきれいをつくる
毛穴の開きとは、お肌が潤いを失うことによって弾力をなくしている状態です。
気をつけなくてはならないのは、過剰なケアは禁物だということ。お肌の乾燥が原因だからといって化粧水や保湿クリームをジャブジャブとつければいいというものではありません。
たとえば、育てている観葉植物が弱っているときに、元気にしたいからといって水や肥料を与えすぎると枯れてしまいますよね?
お肌というのは植物と同じく、とても繊細なものです。
ですので、毛穴の開きのみならず、お肌トラブルというのは、正しいお手入れを地道に毎日続けて行うことしか解決策はありません。
綺麗で在ろうという地道な努力の積み重ねこそが、あなたを美しく輝かせてくれるのだと思います。
外見だけの話じゃないの。
by ソフィア・ローレン