メイク残りはいちご鼻の原因!メイクをしたまま寝てしまった時の対処法
ついついメイクをしたまま寝てしまったなんて経験はありませんか?
メイクを落としてから寝なくちゃいけないのは十分わかっているけれど、仕事で夜遅くなり、身も心もクタクタ。「ちょっとだけ休もうかな」と横になったらそのまま寝てしまった・・・。
女性なら誰しもやってしまいがちなことですよね。
で、朝起きたときの自分のグロさにびっくり。
くすみ、黒ずみ、吹き出物。小鼻にも黒いぶつぶつがポツポツと。
そして思います。これぞまさに「THE・汚肌(((゜д゜;)))」であると。
お恥ずかしながら、私はそんなことが日常茶飯事でした。
だからよくわかるのですよ、その気持ちは。
しかしですね、このメイクを落とさず寝てしまうという行為は、間違いなくいちご鼻の原因になるものなのです。
メイクを落とさず寝てしまうことがいちご鼻の原因になる理由
メイクを落とさないまま寝てしまうことが、なぜいちご鼻の原因になるのか?
その理由は「乾燥」と「毛穴の詰まり」にあります。
ファンデーションにはお肌をサラサラに保つための成分が入っています。とくに粉系のパウダーファンデーションの場合は粉が水分や皮脂を吸収するため、お肌が乾燥しがちになります。
で、メイクをしたまま寝てしまうということは、そのままで一晩中いるわけですから、お肌が乾燥しないはずがありません。
お肌は乾燥しすぎると、うるおいを補おうとして皮脂を過剰に分泌させてしまいます。そして、過剰分泌された皮脂は毛穴に詰まり、いちご鼻やニキビの原因となります。
また、このとき毛穴に詰まるのは皮脂だけではありません。
ドロドロになったメイクの油分が皮脂や古い角質と混ざり合って毛穴に詰まるため、アクネ菌やマラセチア真菌などの微生物や顔ダニが異常繁殖し、炎症を引き起こす原因にもなってしまいます。
さらに、一般的なファンデーションは合成界面活性剤・シリコン・保存料など様々な添加物を使って作られています。それを一晩中つけっぱなしにしているわけですから、お肌にとっては負担にしかなりません。刺激に弱い敏感肌の人ならなおさらですね。
- スルホン酸ナトリウム / キシレンスルホン酸アンモニウム / パレスー3硫酸ナトリウム / パレスー3硫酸アンモニウム / ラウリル硫酸ナトリウム / ドデシル硫酸ナトリウム / ラウレス硫酸ナトリウム / ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩 / ラウリル硫酸アンモニウム / ラウレス硫酸アンモニウム
- カルボマー / ジメチコン / セルロース / アクリル酸 / メタクリル酸 / シロキサン / クロスポリマー
- メチルパラペン / フェノキシエタノール / プロピルパラベン
- ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル / ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル / メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
石油系合成界面活性剤
合成ポリマー・シリコン
合成保存料
紫外線吸収剤
私たちの皮膚は本来とてもデリケートなもの。
メイクを落とさずに寝てしまうとお肌はくすみ、メイクを落としても黒ずんだ印象になり、やがて透明感が失われていきます。
そして、お肌を乾燥させて毛穴を詰まらせ、いちご鼻やニキビ、肌荒れといった様々なお肌トラブルを招いてしまう大きな原因になってしまうものなのです。
- お肌の乾燥を招いて皮脂の過剰分泌の原因になる
- 毛穴に汚れが詰まっていちご鼻やニキビの原因になる
- 常在菌が異常繁殖して炎症を引き起こす原因になる
- お肌がくすんで透明感が失われ、毛穴が黒ずむ原因になる
メイクを落とさずに寝てしまったときの基本的な対処法
さて、ここまで見てきたように、メイクをしたまま寝てしまうといちご鼻だけでなく、様々なお肌トラブルを引き起こす原因になってしまいます。
しかし、いつも美しくあろうと努力していても、疲れ切ってしまい、メイクをしたまま寝落ちしてしまうことだってありますよね。
ですので、大切なのは過ぎてしまったことを悔やむのではなく、その後のケアです。いつも以上に入念なケアを施して、お肌をしっかりと回復させてあげましょう。
- いつもより丁寧にクレンジングをする
- 毛穴の汚れを落としやすくするために蒸しタオルを使って毛穴を開く
- メイクをしたまま寝てしまったら必ずダブル洗顔をする
- 保湿は化粧水と保湿クリームの両方を使って入念にする
- メイクをしたまま寝てしまった翌日の化粧は薄めにする
- 夜はお肌のゴールデンタイムに寝る
いつもより丁寧にクレンジングをしよう
まず行うべきはクレンジングです。
油分や汚れでドロドロになってしまった化粧を落とさなくてはなりません。
普段よりも入念なクレンジングが必要ではありますが、決してゴシゴシとこするような洗い方をしてはいけません。
いつもより多めの量を使って、汚れを指の腹でやさしくマッサージをするように洗い落としましょう。
また、クレンジングはお肌にとってやさしいものではないので、時間をかけすぎることもよくありません。3分以上は時間のかけすぎとなるので注意が必要です。
すすぎもいつも以上に丁寧に行い、メイク残りがないようにしっかりと洗い流しましょう。
汚れを落としやすくするために蒸しタオルを使って毛穴を開こう
クレンジングでメイクを落としたら、洗顔をする前に1つやるべきことがあります。
それは蒸しタオルを使って毛穴を開くということ。
毛穴の中には皮脂や汚れ、ファンデーションの残りが詰まっています。なにせ一晩中化粧をしたままでいたわけですからね。
ですので、蒸しタオルを3分程度でいいので顔にのせて温めることでお肌が柔らかくなって毛穴が開き、よりしっかりと汚れを落とせるようになるというわけなのです。
また、化粧をしたまま寝てしまったことで血行も悪くなっているので、蒸しタオルで顔を温めることは血行を促す効果もあるため、非常に有効なケアなのです。
メイクをしたまま寝てしまったら必ずダブル洗顔をしよう
本来、ダブル洗顔はお肌への負担が大きすぎるため、あまりオススメはできません。しかし、メイクをしたまま寝てしまった場合はそれだけ汚れも多いため、クレンジングだけでは落としきれません。
ですので、ダブル洗顔は必須。
そして、大切なのは洗顔料をしっかりと泡立てて洗うということです。
洗顔料をしっかりと泡立てることで洗浄成分が毛穴の奥まで浸透し、クレンジングで落としきれなかった汚れを吸着して洗い流してくれるのです。
ですので、モッコモコの泡をつくり、やさしくマッサージをするように丁寧な洗顔をしましょう。
保湿は化粧水と保湿クリームの両方を使って入念にしよう
メイクをしたまま寝てしまったことで、お肌は想像以上のダメージを蓄積しています。そして、クレンジングに洗顔と続けざまに行うことでさらに負担は増しています。
ですので、洗顔後の保湿はいつも以上に入念にしなければなりません。
まずはコットンに化粧水をつけて、お肌にたっぷりと水分を与えたら1~2分放置しましょう。
こうすることでお肌の奥まで化粧水が浸透します。そして保湿クリームを塗って潤いを与えつつ、浸透した化粧水の水分が蒸発しないようにふたをしましょう。
その後、お肌を保湿&保護する「ヒアルロン酸」や、お肌の柔軟性や弾力性を活性化する「プラセンタ」といった成分を配合している美容液を塗ってお肌を整えるのがベストです。
メイクをしたまま寝てしまった翌日の化粧は薄めにしよう
できることなら、メイクをしたまま寝てしまった翌日は化粧をしない方がいいでしょう。
それができないなら、せめてBBクリームや化粧下地にフェイスパウダーだけといった軽めのメイクにすること。ポイントメイクも少し抑えめにした方がいいでしょう。
たとえば、風邪を引いたときなんかも病み上がりに無理をすると、またすぐぶり返してしまいますよね。
お肌もそれと同じで、ダメージを受けているときはしっかりと休ませてあげる必要があるのです。
夜はお肌のゴールデンタイムに寝よう
私たち人間のお肌は眠っている間に成長ホルモンが分泌されることによって再生・回復をします。
そして、この成長ホルモンは22時から深夜2時に最も活発に分泌されるため、その時間帯のことを「お肌のゴールデンタイム」と呼びます。
22時から深夜2時に睡眠をとることは、より効率良くお肌を再生・回復させることができるというわけなのです。
ですので、少しでも早くお肌を回復させるためにも夜の10時までには布団に入り、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。
1日くらいならという油断がお肌トラブルを招く原因になってしまう
メイクをしたまま寝ると10歳老けるという言葉を聞いたことはありませんか?
イギリスの女性ジャーナリストが、1か月メイクを落とさなかったらどうなるかという実験をしたそうです。
その結果、ニキビや炎症、シミやシワ、ひび割れといった肌荒れが起こり、1カ月で肌が10歳老けたといいます。
私たちが実際に1ヶ月もメイクを落とさないなんてことはあり得ませんが、メイクをしたまま寝るというのは、それだけお肌にとって負担をかけてしまう行為であるということです。
1日くらい大丈夫だろうと、ついつい思いがちですが、それを繰り返しているうちにお肌は大変なことになってしまいます。
美しいお肌を保つ秘訣は、やはり毎日の地道なスキンケアにあります。あのときしっかり化粧を落としておけばよかったと後悔しないように日々のケアを怠らないようにしましょう。